守谷こどものこころとからだのクリニック

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9価子宮頸がんワクチン接種開始のお知らせ


2021年2月24日に9価子宮頸がんワクチン9が発売開始となりました。

それを受け、当院でも接種を開始いたします。

対象:満9歳以上45歳までの女性 (男性は現在のところ適応外です。男性は従来のHPVワクチンが接種可能です)

当院は原則として18歳(高校卒業)までの受付とします。

予約方法 :  電話のみ受け付けとなります。( 0297454192 )

接種回数:3回 (2回目は初回接種より2か月後、3回目は初回接種から6か月後)

価格:全額自費となります。公費負担はありません。

当院での

1回目 30000円

2回目 29000円

3回目 27000円

例えば、他院で1回目を接種し、2回目以降を当院で接種する場合、当院では1回目となるため30000円となります。

また、シルガード9を接種される方は、全員「ワクチンQダイアリー」に事前登録をお願いします。

登録手順は以下の通りです。

http://karada-naika.com/blog/wp-content/uploads/2021/02/0283c88b0a84ec08cafafb1f26ff0e0b.pdf

このワクチンを接種される方は原則このワクチンQダイアリーへの登録が必要となります。院内滞在時間を短縮するために、必ず事前にご自宅で登録を済ませてご来院ください。登録したくない方、登録できない方は、電話予約の際に申し出てください。

また、既に他のHPVワクチンを接種開始された方が、途中でシルガード9に切り替えることはできません。ご了承ください。

 


従来のワクチンとの違いですが、従来のワクチンはサーバリックスがHPV16、18の2つの型、ガーダシルがHPV6、11、16、18型の4つの型の感染を予防するのに対し、シルガード9はHPV6、11、16、18、31、33、45、52、58型の9つの型に対して感染を予防します。

子宮頸がんの原因となるHPVのうち16型、18型で70%を占めますが、シルガード9は90%の子宮頸がんを予防することが可能と考えられています。他に、外陰がん、肛門がん、咽頭がん、尖圭コンジローマなどの予防効果も期待されます。


発売は開始となりましたが、公費助成については現在のところ未定です。見通しも立っていないということのようです。

そもそも、シルガード9を接種するにあたって、接種者の全員を登録をさせて、すべての副反応を報告させるなどというナンセンスな要求をしているのは日本以外にありません。従来のサーバリックス/ガーダシルについても、接種勧奨の差し控えを続けつつ、厚生労働省から各市町村へは「接種を勧奨していると受け取られる表現を避けるように」接種について広報せよ、いう通達が同時に出されており、結果として守谷市のホームページ上ではいまだに「接種勧奨の差し控え」の文言が消えずに残ってしまっています。

https://www.city.moriya.ibaraki.jp/kosodate_kyouiku/kodomo/yobosesshu/teiki/teikiyobousessyu.html

薬害訴訟を恐れるあまり、不作為を続けることによって子宮頸がんで命を落とす女性がこれからも多数出てしまうでしょう。そのことに対する訴訟が起こるころには、接種勧奨の差し控えを決めた責任者も、差し控えを続けつつ勧奨する表現をしないように求めた責任者も退職してしまっているでしょう。厚生労働省が頑張っていないとは言いませんが、やるべきことをやらずに人の命を危険にさらすようなことを続けている点は強い非難に値すると考えます。

子宮頸がんは、ワクチンを接種することで予防できる数少ないがんです。先進国で、いまだに子宮頸がんで毎年千人以上が死亡している国が日本のほかにどれほどあるでしょう?「薬害」だと騒いで人々の不安を不当に煽り立てて、そのことで注目を浴びて記事が読まれる、視聴率が稼げるマスコミの嘘、大げさ、紛らわしい副反応に関する報道の嵐、それを受けて非難を恐れて国民を守るのではなく自分たちを守るために「接種勧奨の差し控え」などという愚かな施策を取った厚生労働省、大人たちが子どもたちの未来を積極的に閉ざそうとしている現状を変えていかなければなりません。

シルガード9の高い予防効果を考えたら、従来の2価、4価ワクチンではなく9価のこのワクチンをどんどん接種していきたいのですが、薬価がどうしても高く、当院の経営状態を考えるとこの価格が精一杯です。本来であれば、認可・発売と同時に国の責任で公費助成すべきワクチンにもかかわらず、自費接種で高額な請求をせざるを得ません。大変申し訳ございません。

 

最期に、子宮頸がんワクチンにまつわる右往左往が良くまとまっているクリニックのブログがありましたのでご紹介します。

シックキッズニュース6月号(No.37) 「子宮頸がんワクチン」を再考しよう

 

 

 

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