Long COVID（ロング・コビッド）とは

Long COVIDとは、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）にかかった後、
回復したはずなのに、体調不良が長く続く状態を指します。
正式には「新型コロナ後遺症」や「感染後症候群」とも呼ばれます。

多くの場合、感染から4週間以上たっても症状が続いたり、新たな症状が出たりします。

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よくみられる症状

人によって症状はさまざまですが、よくあるものには次のようなものがあります。

• 強い疲れやすさ（少し動いただけでぐったりする）

• 息切れ、動悸

• 頭がぼーっとする、集中力・記憶力の低下（いわゆる「ブレインフォグ」）

• 咳、胸の違和感

• 頭痛、めまい

• 味覚・嗅覚の異常

• 不眠、気分の落ち込み、不安感

• 筋肉痛、関節痛

※ 軽症だった方や若い方でも起こることがあります。

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なぜ起こるのか？

はっきりした原因はまだ完全には分かっていませんが、次のような可能性が考えられています。

• ウイルス感染による体の炎症が長く残る

• 免疫のバランスが乱れる

• 自律神経がうまく働かなくなる

• 血管や神経への影響

複数の要因が重なって起きていると考えられています。

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どのくらい続くのか？

• 数週間〜数か月で自然に改善する方もいます

• 一方で、半年以上続く方もいます

症状の強さや回復のスピードには個人差があります。

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治療や対処法は？

現時点では「これを飲めば治る」という特効薬はありません。
そのため、

• 症状に応じた治療（咳止め、睡眠改善、リハビリなど）

• 無理をしない生活（十分な休養）

• 少しずつ体力を戻すリハビリ

• 医療機関での継続的なフォロー

が重要とされています。

「気のせい」「怠けているだけ」と思わず、つらい場合は医師に相談することが大切です。

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予防はできる？

• ワクチン接種は、感染後にLong COVIDになるリスクを下げると報告されています

• 感染しない・重症化しないことが、最も有効な予防です

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まとめ

• Long COVIDは、コロナ後に体調不良が長く続く状態

• 症状は多様で、誰にでも起こりうる

• まだ分からない点も多いが、医療の研究は進んでいる

• 無理をせず、早めに医療機関へ相談することが大切