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先日、乳児健診にいらしたおやごさんから、「夜、1,2時間おきに起きてしまい大変」というご相談がありました。
お聞きすると、お寺で虫封じのおまじないをやってもらったけれど効果が感じられない、というものでした。調べてみたら、夜泣き・疳の虫対策としてお寺や神社で夜泣き・虫封じの祈祷をやっているのですね。
実は、夜泣きは小児科で相談ができます。
家でできること、は「夜泣き 対策」なんて検索するといろいろと情報が出てきますが、いろいろやっても改善しない場合は、小児科に相談してくれれば漢方薬をはじめとした対策が色々あります。是非、ご相談ください。一般診察でお受けしていますので、Web問診に「夜泣きの相談」と入れていただければわかりやすいです。
以下に、夜泣きについて簡単に解説を載せておきます。
赤ちゃんが夜中に突然泣き出して、なかなか泣きやまないことを「夜泣き」と呼びます。
お腹がすいている、オムツが濡れている、体調が悪いなどの原因があるわけではなく、理由がはっきりしないのが特徴です。
睡眠のリズムが未熟だから
赤ちゃんは大人より眠りが浅く、夜中に目を覚ましやすいです。
脳や神経が成長しているから
いろいろな刺激を受けて、脳が一生懸命働いている最中。夢を見て泣いてしまうことも。
日中の刺激や不安
昼間にたくさん遊んだり、環境の変化があったりすると、それが夜泣きにつながることがあります。
生後 6か月ごろから1歳半ごろ に多く見られます。
成長とともに自然と落ち着くことがほとんどです。
安心させる:抱っこやトントンで落ち着く子もいます。
寝る前の習慣づくり:毎日同じリズムでお風呂→授乳→就寝などをすると安心しやすいです。
昼間の遊びや外気浴:体を適度に動かすことで夜に眠りやすくなります。
無理しすぎない:親も睡眠不足になりやすいので、交代で世話したり、昼寝で休むことも大切です。
夜泣きは「赤ちゃんの成長の一過程」であり、異常ではありません。
ほとんどの場合、月齢が進むと自然に落ち着きます。